この度、ギャラリー自由が丘では「時間のささくれ」をテーマとし、制作を続けるアーティスト、
VIKIの個展を開催いたします。本展では、最新作「Peeling-Bang」シリーズの発表および過去作
品を展示いたします。「Peeling-Bang」シリーズは作家にとって本ギャラリー初個展時のレシー
トをモティーフとした再解釈作品でもあり、“作品は第二の皮膚である”という意味で付けられたタ
イトルは本展の重要なテーマとなっています。
【VIKI(ヴィキ)について】
2022年 東京藝術大学美術学部 先端芸術表現科卒業。日常的で記憶に残らないような時間や消費行
動を「時間のささくれ」とし、情報社会に生きる自分自身と他者との関わりを考察しながら制作
をしています。
【ステイトメント】
“多様性”が乱用される現代で、“オリジナル(唯一無二)”とはなんだろうか?僕は多様性を重んじ
る風潮と同時に、皆同じであろうとする空気感にギャップを感じている。生まれて物心ついた時に
は、隣に居る友人と自分は全く違うのだと知っていたし、誰一人と同じ形や思想をしていなかっ
た。しかし、模倣と試行を繰り返し、環境に依存した自分自身の変化を経て、歴史は多くの事象
の積み重ねであることを知った。多くのイメージやインスピレーションに溢れている世界でも、生
み出されたものは創造の元に成り立っている。僕には何がオリジナルで、あるいはコピーなのかわ
からなくなった。138億年前、ビッグバンが起こり宇宙の膨張がはじまったように、常に身の回り
で小さなビッグバンが繰り返され、新陳代謝の元に我々は歴史を上書きしている。だから、オリジ
ナルは存在ない、あるいはオリジナルしかないのであると考える。我々は常に唯一無二である
し、二番煎じである。
主な展覧会
2022 「VIKI×坂間真実|Xenos」(gallery fu / 神奈川)
「Art Fair GINZA tagboat×MITSUKOSHI」(銀座三越/東京)
個展「Face of Face」(gallery fu/神奈川)
「エピソードone次世代アーティスト16人展」( 阪急うめだ / 大阪 )
個展「Unconscious Mirror」(ギャラリー自由が丘 / 東京 )
「アートフェア東京2022」ボヘミアンズ・ギルド( 国際フォーラム/ 東京 )
「tagboat Art Fair 2022」( 東京都立産業貿易センター / 東京 )
「TAGBOAT ART SHOW」( 阪急メンズ / 東京 )
「第70回 東京藝大卒業・修了作品展」(東京都美術館/東京)
2021 個展「change the scape」(CROSS OVER神楽坂/東京)
「SHIBUYA STYLE vol.15」(西武渋谷/東京)
グループ展「特別展|gift from..... to.....」(gallery fu/神奈川)
個展「この人、さがしてます。」(ギャラリー自由が丘/東京)
「TAGBOAT ART FAIR」出展
個展「#君って、、、」(TAKU SOMETANI GALLERY/東京)
2020 「TAGBOAT ART SHOW」出展
「100人10」 (ログズビル/東京)
個展「Narrative Fragments もうひとつのあなたと、わたしと、せかい」(ギャラリー自由が丘/東京)
第14回 藝大アートプラザ大賞展 準大賞受賞(藝大アートプラザ/東京)
「三菱商事アート・ゲート・プログラム」
2019 「第14回TAGBOAT AWARD」入選
個展 「暮らしの記憶」(国際紙パルプ商事1Fエントランス/東京)
「六本木アートナイト2019」(六本木ヒルズウエストウォーク2F/東京)
「アートオリンピア 2019」学生部門入選
「IndependentTokyo2019」染谷 琢 賞 (ヒューリックホール/東京)
「コミテコルベールアワード2019」入賞 (東京藝術大学美術館/東京)
2018 「UNKNOWN/ASIA 2018」曽根 裕 賞 (ハービスHALL/大阪)
日本テレビ「ヒルナンデス!」ほか多数出演
VIKI個展「Second skin」 2022年3月24日(金) - 3月30日(木)13:00-19:00 (最終日17:00まで)