自由が丘商店街振興組合は、2015年から開発を進めていた“自由が丘”にちなんだ新品種のバラが完成したと発表した。
 開発したのは、愛好家に指示されるバラ苗専門店コマツガーデン(山梨県)代表で、栽培家の後藤みどりさん。自由が丘に2013年に完成した「丘ばちローズガーデン」監修も手掛けている。

 自由が丘の街の真ん中でミツバチを育てる環境活動「丘ばちプロジェクト」にも考慮して、同組合は「豊かな芳香」「病気に強い」「ミツバチの蜜源となる蜜が多い」バラの開発を後藤さんに依頼した。
 後藤さんはこの条件をクリアすべく複雑な交配を重ね、“自由が丘のバラ”をようやく完成させた。
 品種としてはオールドローズ系で、上品なグレー系ピンクの色合いは開花の過程で徐々に変化し、美しいグラデーションが楽しめる。